Water Creator #01限りある地球の水を、
排水でキレイに。

Water Creator #01 限りある地球の水を、排水でキレイに。

「排水の救世主」中途入社3年目

【排水浄化設備】サービス・メンテナンス

Water Creators
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Water Creator #01 排水浄化設備 ~工場排水を浄化し自然に還す~

Water Creators Column

工場の排水設備メンテナンスを行う「排水の救世主」。
排水を、キレイすぎるくらいの状態で自然にかえす。
そこには、彼が地球の未来を想う気持ちがありました。

テニスコーチから
浄水の専門家へ。

私は、2年ほど前に中途入社しました。社会人として最初の仕事はテニスのインストラクター。いまの仕事とは全く関係のない職種でしたね。その後は、パナソニック製品を販売する代理店でエコシステムズの商品にも携わりながら、10年ほど、主に設備関係のメンテナンスをしていました。その繋がりもあって当社に入り、いまの仕事についてゼロから学びました。それこそ最初は、お客様にいろいろと教えていただくような毎日でした。

私の仕事は、工場の排水処理設備のメンテナンスです。工場で生産時に出る排水を、よりキレイな状態の水にして自然にかえす。その装置の日々のケアや、定期的な部品の交換などを行っています。排水処理の流れを大まかに言うと、工場から流れてきたものをタンクに溜めて、まずは大きいゴミを取り除き、次は中くらいのゴミを、その次はさらに微細なゴミを…という感じで、どんどんろ過していくイメージ。廃液に含まれる成分を浄化して、より自然の水に近い状態にしていきます。

求められるのは、
キレイすぎる排水。

当社が実際に排水設備を納入し、メンテナンスも行っている工場の一つが、鳥取県にある「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」。名前の通り、サントリー様がミネラルウォーターを生産している工場です。

この奥大山工場の排水設備では、微細な不純物まで除去できるRO膜というフィルターを採用しています。実はこのRO膜、一般的には食品工場などで、製造工程で用いる純水を作るためのもの。排水設備に使うのはかなり特殊な事例です。しかし、これも「水と生きる」というグループ理念を掲げるサントリー様が求める高い排水基準を満たすため。排水を雨水・水道水レベルまで浄化し、本当にキレイすぎるくらいキレイな状態にして川に放流するシステムが稼働しています。

実を言うと、排水処理というのは、工場にとっては利益を生まない工程。けれど、そこまでして自然と調和しながら、良い製品を生み出していこうとしているお客様がいる。私自身、「すごくいいな」と共感しながら取り組んでいます。

求められるのは、キレイすぎる排水

排水は工場周辺の川へ放流されるため、よりキレイな排水が未来の環境改善に繋がる。

例えば、ボタン交換から
一歩踏み込んだ提案を。

対お客様の窓口は私ですが、メンテナンス対応はチームでしています。排水設備は複雑なシステムを組んでいるため、私ではわかりかねる部分が出てくることも。そういう時は、より詳しい社内の技術者と一緒に、細かい点を詰めていきます。自分に知識がない場合でも、ひととひとを繋いでいくことで、幅広い対応ができるんです。

だから、お客様と会社との間に立つ身として、お客様が何を求めているのか、ベストな選択は何かを常に意識しています。たとえば、「このボタンを交換してほしい」と依頼があったら、「なぜですか?」としっかりヒアリングする。そうすることで、「そういう事情なら、ここも交換した方がいいですよ」というもう一歩踏み込んだご提案ができます。

時には、まったく畑違いの相談をされることもありますよ。しかし、当社は多様な環境・建設関連事業に携わっている会社。そういう時も、他部署のひとたちに聞いた上でご提案をしています。オープンな方が多いので助かりますね。「普段の仕事と関係ないことなのに、対応してくれてありがとう」とお客様に言われると嬉しいです。

水とは、環境であり、
生活そのもの。

インストラクターをしていた時は、テニスの指導をしながら、思いやりの心の大切さを子どもたちに伝えていました。子どもの未来を想う気持ちは変わりません。いまは、次の世代まで、より良い自然環境を維持していくことが自分の使命だと思っています。

その水の自然環境が、20年前くらいからすごく厳しくなったように感じています。過去の公害などの歴史を見ると、地球規模で、人間が汚している部分もあるんです。その中で、水とは何か、と考えてみると、どんな言葉でも当てはまるのかなと。水は、ひとが生まれてから死ぬまで絶対に必要なものですから。水は生活であり、水は環境でもある。

ただ、水にも必ず限りがあります。その限りある水を循環させてキレイにしていくには、排水はキレイすぎるくらいの方がきっと良いはず。地球全体の水の量と比べると雀の涙くらいかもしれませんが、キレイすぎる排水を、少しずつ川の水などと混合していくことで、汚してきたものを何十年もかけて改善していければと思います。追いつくかはわかりません。でも、いつか、追いつけたら良いですよね。

水とは、環境であり、生活そのもの。

排水処理設備の一部。日常的な点検業務や機器の保守といった維持管理が欠かせない。

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